- タラノキ【楤木】
- ウコギ科 Aralia elata
- 別名/たらんぼう、たらのめ
名前の由来
うどは朝鮮語名を語源として「ツチタラ」と呼ばれ、ウド似る木ということで、「タラノキ」となった説などが多数ある。山菜名としての「たらの芽」が一般的。
自生地
北海道・本州・四国・九州の山野や道端などのやや乾燥した土壌で日当たりのよいところに自生。
採取時期と部位
4〜6月の新芽。大きくなっても次々に展開する新葉は利用できる
外観と見分け方/幹は太くて鋭い刺があり、高さは通常2〜4mだが、時に7m以上になる。葉は2回羽状複葉で大きく、時に上向きの大きな刺がある。刺の少ないものをメダラ(A.elata var,canesecens)という。
野ウサギもたらの芽が好きで、冬に雪の上に出ている芽が食べられてしまうこともある。しかし、それより悪いのは、寒い時期に枝ごと切り取っていってしまう人間の方である。枝を水に浸けて芽出ししたものは、味も香りも格段に薄く、天ぷらにすると山菜とは思えない味で、やはり自然のたらの芽にはかなわない。
からだにいい情報
根皮を胃腸病や腎臓病などに用いる。
食べる部位と食べ方/新芽を天ぷらやひたし、和えもの、炒めものにする。大きくなって次々展開する新葉は天ぷらや炒めものにできる。
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